森の京都「なんたん」カレッジ 今年も開催 地域の歴史・文化を語り継ぐガイドを目指して

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 10月25日、国際交流会館で、森の京都「なんたん」カレッジ地域学芸員養成講座が開催されました。 
 南丹地域の自然や文化遺産、歴史を研究し保存、育成することで、地域活性化や観光振興に活用していこうと、文化庁補助事業の採択を受け、森の京都「なんたん」エコミュージアム実行委員会が主催して開いたものです。開講式で実行委員会の寺田弘和副会長は「コロナ禍で開催できるか心配していた。素晴らしい歴史を学び楽しみ、後世に伝える語り部として活躍いただきたい」と挨拶しました。
 今年度のテーマは「明智光秀と南丹ゆかりの地」で、この日は武庫川女子大学准教授の古野 貢さんが、室町幕府の管領、守護であった細川氏と丹波支配について、また天理大学准教授の天野忠幸さんが、八木城ゆかりの内藤宗勝の役割などを話し、受講生らは興味深く学びました。
 地域学芸員養成講座は今後、12月まで全6回の講座が開かれ、全講座受講者には修了書が手渡されます。

京都美山かやぶきの里継承会 伏見稲荷大社の大しめ縄づくり始まる

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 10月25日、大安吉日のこの日から、一般社団法人京都美山かやぶきの里継承会が、伏見稲荷大社に納めるための大しめ縄作りを始めました。
 高齢化が進む美山町鶴ヶ岡のしめ縄グループが、毎年伏見稲荷大社に納めている大しめ縄の技を、後世へ受け継ぎたいと、京都美山かやぶきの里継承会が主催して、今年8月から練習を重ねてきました。そしてこの日から、伏見稲荷大社に納めるためのしめ縄を作りはじめました。男性は、3人で息を合わせて作る大しめ縄を、女性は、美しい色合いのしめ縄を作るための藁そぐりを、熟練の技を持つ人たちから手ほどきを受けました。
 今後2週間制作にあたる予定で、およそ70本の大しめ縄作りに励んでいきます。

美山町盛郷林区 地域の歴史を学び 西の鯖街道案内看板を設置

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 10月25日、美山町盛郷の林区で、西の鯖街道の案内看板と記念碑の除幕式が行われました。
 美山町林区は、若狭で水揚げされた海産物を京の都へと運ぶ、西の鯖街道沿いの集落です。地域の歴史を学び、豊かな自然と景観を守りついでいくためにと、南丹市の集落支援事業を活用して、地域の紹介看板と、西の鯖街道の記念碑を設置しました。
 看板や記念碑の制作者が紹介された後、美山町在住の郷土史家、小畑正彦さんが講演しました。 
 明治時代には、一年で約6000人が、往来に林区を使用していたことや、若狭から丹波への玄関口として、昔は、休憩地や中継地としての役割があった話などを聞きました。
 参加者は、西の鯖街道の歴史と文化について学び、自分たちの住んでいる地域への愛着を高めました。

森の学舎五ヶ荘 森のマーケット 地域と施設の接点に

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 10月25日、日吉町四ツ谷の森の学舎五ヶ荘で、森のマーケットが開かれました。
 このイベントは、昨年秋に続いて2回目の開催で、施設で活動するクラフト作家らと地域との接点を作ろうと始められたものです。
 当初春に開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響でこの時期の開催となりました。
 会場では恒例の朝市のほか、クラフト作家による手作り品や古書、ポン菓子など多彩な出店があり、賑わいました。
 今後も地域の人にもっと知ってもらえるよう継続して行いたいと主催者は話しており、次回は春ごろに開催する計画です。