八木城フェスタ 音楽と講演で戦国期に思いをはせる

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 11月28日、八木市民センター文化ホールで、八木城フェスタが開かれました。
 明智光秀ゆかりの地として関心が高まる八木城とキリシタン武将内藤ジョアンにスポットを当て、学び楽しむ場をと、八木町観光協会が主催し、100人が参加しました。
 第1部は八木町出身の八木美樹子さんによるヒーリングミュージックコンサートが行われました。今回のイベントのために作曲した「ジョアン・遙かな旅の果てに」をはじめとするオリジナル曲を、池田清美さんのフルートとともに演奏し、癒しのひと時を堪能しました。
 第2部は森の京都「なんたん」カレッジ公開講座との合同開催で、城郭談話会会員の福島克彦さんを講師に迎え、「八木城と内藤ジョアンについて」と題した講演が行われました。福島さんは「八木城は大きいだけでなく技巧性高く、研究者の間でも関心が高まっている。間違いなく丹波の国の政治的拠点であったと思う」と話しました。参加者から質問も多く、関心の高さがうかがえる講演となりました。
 ロビーでは光秀ゆかりの地などをパラグライダーで撮影した柳田明彦さんの写真展や、兵庫県丹波市出身で丹波の戦国史をテーマに武将の肖像画を手掛ける、中川英明さんのイラスト展などが同時開催され、参加した人たちを楽しませました。