美山町盛郷林区 地域の伝統食 ね寿司づくりの継承を

 9月26日、美山町の盛郷公民館で、林区でとれたお米を使った、鯖のね寿司づくりが行われました。
 美山町盛郷の林区は、若狭湾で水揚げされた海産物を京の都へ運ぶ、西の鯖街道沿いの集落です。 
 南丹市集落支援事業を活用して、地域の伝統食、鯖のね寿司を後世へ受け継ぐ講習会を企画しました。林区在住で、50年以上家庭で作っている、藤田貞子さんから、工程を教わりました。
 ね寿司作りが初めての女性など15人が参加し、背骨や目玉を取り除き一晩酢につけた鯖とクマザサなどの材料について、鯖の形に合わせて、しっかりと酢飯を握ることなどを体験しました。
 その後、隙間なく樽に敷き詰め、4・5日、発酵させます。
 参加者は、先人から受け継いだ食文化、地域の伝統食作りを、楽しみながら学びました。