7月5~7日の大雨被害 大雨特別警報発令

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 7月5日から7日にかけ梅雨前線の停滞により大雨が降り続き、記録的な雨量となりました。
府道19号園部平屋線の他、国道9号や477号、また、京都縦貫自動車道も、通行止めとなり、交通網が分断されました。
 土砂災害の危険性が高まった八木町神吉にはいち早く避難勧告が出され、開設された避難所で住民らが夜を明かしました。
 日吉ダムでは、洪水調節容量の限界である貯水が200メートルにまで達し、6日午後にはダムから水が溢れないよう非常用洪水吐ゲートから、毎秒1000トン近くの放水が行われるという史上初めての事態となりました。
 それにより大堰川の河川氾濫の危険性が高まり、園部町川辺、八木町南地区、西地区、山室に、避難指示が出されました。引き続き7日には、大雨特別警報が発令され、土砂災害の危険性が高まった美山町大野地区と鶴ヶ岡地区に避難指示が発令されました。
 南丹市内では、地すべりや土砂崩れ、倒木などが各地で発生し、日吉町中世木西牧山では道路の地すべりが起き、全面通行止めにより孤立集落となりました。
 また、日吉町生畑では、土砂崩れによって民家が倒壊する事態となりましたが、住民は不在のために人的な被害はありませんでした。
 雨が上がった8日には、各地の復旧作業が進められました。美山町大野では、川谷区の簡易浄水施設の破損により、取水できない状態となりました。給水車が大野振興会と川谷公民館に設置されました。
 各地で猛威を振るった大雨の影響が出ています。地盤の緩みなどに気を付け、危険な場所には近づかないで下さい。