世木地域振興会 みんなで防災を考える日 楽しく遊んで学ぶ

28日、殿田小学校を会場に、「世木のみんなで防災を考える日」が行われました。地域住民の防災意識を高めようと、世木地域振興会が主催し、南丹市社会福祉協議会や水資源機構日吉ダム管理所などが協力して、初めて開催されました。

明治国際医療大学学生による、応急手当や心配蘇生法の講習、坂道や段差などの避難を迅速にできる車いすの補助装置の体験、新聞紙でのスリッパ作りなど、さまざまなブースが用意されました。

また、宇治市在住の防災士、前川良栄(まえかわ よしえ)さんによる講演会も行われました。

前川さんは、「近所の人の「逃げる」という言葉で助かった命がたくさんある。災害時の備えは、継続していくことが大切なので、常日頃から自分たちにできることを、地域で確認しながら取り組んでほしい」と、命を守るための行動について伝えました。

 グラウンドには、園部消防署日吉出張所による起震車の体験ブースがあり、参加者は最大震度7の大きな揺れを体感しました。

地域住民およそ150人が参加し、災害時の行動や備えについて考える機会となりました。