南丹市人権教育・啓発推進協議会 200年の伝統を現代へ通用するワザに

 1月27日、園部文化会館アスエルそのべで、南丹市人権教育・啓発推進協議会主催の企業・団体セミナーが行われました。
 創業200年の歴史を持つ、老舗和菓子店、亀屋良長株式会社取締役で女将の吉村由依子さんから、「200年の伝統を現代へ通用するワザに」と題して話がありました。
 吉村さんは、フランスの料理専門学校で学び、老舗和菓子店の8代目当主と結婚。
 食パンに載せ、トーストして食べる「スライスようかん」などの人気商品を開発し、伝統の菓子作りの技を生かし、現代生活に見合う新商品をヒットさせ、業績を回復させました。
 吉村さんは、「伝統とは、昔の人の知恵の結晶。常に新しいことにチャレンジしてきた蓄積が今にある。伝統は守るものではなく、柔軟に変化していくもの」と、時代に応じた商品や新ブランドを手掛けた経験から、互いを認め合うことの大切さや、働きがいのある職場づくりについて語りました。