京都府文化財支援コーディネーター 養成講座 天引区や篠山市のまちづくりから学ぶ

 3月13日、園部町の天引公民館で、京都府文化財支援コーディネーター養成講座が開かれました。
 京都府の歴史や文化に興味を持ち、文化財を活かした地域振興に携わりたい人を対象に開かれたもので、今回は現地講座として、園部町天引区や兵庫県篠山市のまちづくりの事例を学びました。
 空き家だったかやぶき民家の一棟貸しなどで集落再生に取り組み、全国でも先進的といえる事例に携わってきた、元篠山市副市長で、国土計画や農村再生に取り組む金野幸雄さんは、「事業は収益を上げないといけないが、収益が一番の目的ではない。住民の思いに寄り添った運営が大切」と話しました。
 また、天引区の活性化と未来を考える会の原田 久さんは、朝市やイベント、自然や文化を守る活動に、村を出た人も応援団として一緒に取り組んできた、10年前から始まった村おこしについて紹介。「住民が元気で仲良く、居心地がよい地域と言われるようになった。今後もみんなの夢を一つ一つ実現したい」と話しました。